ねっと事件簿
ネット事件に関するブログです。
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「表現の自由」と中傷の線引きは、加害者検挙で具現化する
 約10年にわたり、根拠のない中傷を受け続けたスマイリーキクチさんの事件は、メディアにより大きく報じられた。それによって、ブログの「炎上」というコトバが、「批判あるいは中傷の書き込みが殺到すること」の意味を持って認識されるようになった。すでに、学校裏サイトでの誹謗中傷の問題もあり、ネット上の悪質な書き込みに対して一石を投じたといえる。

 去年の秋葉原事件以降、ネットの犯行予告事件が多発し、「ネットは匿名ではない。発信者は特定できる」という認識が広まっただろう。それに加え、この問題がより認識されることによって、「軽い気持ちでも中傷を行えば、発信者を特定され、検挙される可能性がある」という意識を持つ人が増えるだろう。こうしたネット上の問題への対処について、利用者に匿名性や違法性の意識をしっかりと高めていくことが、犯罪を防ぐための大きなことといえる。これはネット上に限らず、どんな犯罪についても同様だ。そして、その利用者の意識を高めるためには、今回のような事件での検挙や、ネット上の規制などの対策が必要となってくる。
 
 ネット上における誹謗中傷の相談件数は、年々増加している。今回のブログ炎上事件では、中傷を書き込んだ18人が書類送検という結果になったが、他に中傷を受けている件についても、プロバイダや警察、裁判所等が対応し、加害者に責任を求めるべきである。ネットでの問題が大きくなれば、何らかの法などの規制が議論されるのかもしれない。しかし、今回ブログを炎上させた加害者が検挙されたのであるから、私はいまの法の下でも、ある程度は対応できることだと思う。ネットというのは、現実の世界と全く無関係にルールをもった世界ではなく、現実の世界において、特徴的な性質をもった場に過ぎない。中傷や犯行予告の書き込みによって名誉毀損罪や脅迫罪が適用されるなど、やはりネット上での最低限の秩序は、現世界でのそれと同値なのである。

 いっぽう、こうした中傷行為への規制についての議論がなされるとしたら、そこには「表現の自由」という漠然としながら、しかし憲法で保障されている重大な権利が当然かかわってくる。特に、批判と誹謗中傷の区別も難しい場合があるといえば、それはそうかもしれない。しかしながら、新聞の特集にしろ何にしても、こういう事件と規制を扱う記事で「表現の自由」を持ち出すとなると、どれも「『表現の自由』を萎縮(or侵害)するといの指摘もある」程度の記述で、論理的に、かつ具体的に主張されていない。「表現の自由」というのが、あまりにも漠然としているから、というより、漠然とし続けているのだから、結局そうとしか言えないのだろうと思う。

 そして、ネットの法規制と「表現の自由」の対立を漠然と記述した後、たいてい最後には「利用者の意識が大切」という趣旨のことを述べて締めくくる。確かに、利用者が相手のことを考え発信することは大切であり、そのルールさえしっかり守られればそのような事件は起きないし、そのような「議論」も発生しない。

 しかし、常識的に考えて、すべての人がそのようなルールを理解しながらネットを利用しているはずがない。大の大人が中傷や犯行予告を書き込む時代に、学校での情報教育を強化しても、まず、そのような理想的な状態になるとは到底考えられない。そのために法や規則があるわのだから、ネットの中傷被害を減らそうと努力するのなら、それなりの罰則をもった規則の新設、あるいは取締り等の規制の強化をとるべきである。むろん、どんなに規制をしても、被害が0になるとは全く思わない。しかし、年々増え続ける中傷の相談件数を指標に、「利用者1人1人が自制心をもつのが大切」等と道徳観に沿ったコトバを投げるだけではなく、やはり今とは異なる対策を取っていくべきだ。私としては、今回の事件での立件と同様に、警察がしっかり被害を把握し、しかるべき対応を取り続けていってほしい。

 そして、警察が刑事事件として扱うなら、最終的に裁判所で中傷が名誉毀損罪や侮辱罪等にあたるかどうかが判断され、被告人(=加害者)の刑事責任が判断される。ここで、どの記述がどのように罪になるのかが判断され、また、被告人側が「表現の自由」をもとに無罪を主張するとしたら、それについても司法判断が出される。たとえば、先月末にも、ラーメン店のフランチャイズ運営会社を中傷する書き込みをしたとして、名誉棄損罪に問われた会社員での高裁判決が出され、大きく報道された。1審では「個人がネット上で発信した情報の信頼性は、テレビや新聞などの媒体を使った表現より低い」と判断され、2審では「ネットの信頼性は一律に低いわけではない。ネットは拡大の一途をたどり、信頼度の向上はますます要請される」と判断された。このような司法判断は、表現の自由の位置づけを具体化する1つの判断であり、ネット利用者にとっても1つの指標となる。このような名誉棄損罪や「表現の自由」にかんする司法判断が様々な問題の面から公に出されれば、より「表現の自由」の具体的な自由がネット利用者に意識され、ネット上での書き込みにおけるルールがしっかりと取れるようになると思う。

 結局のところ、「表現の自由」と中傷の線引きは、このような「加害者」の検挙で具現化する。検挙すればするほど、具現化するだけでなく、ネット利用者の意識も高まる。繰り返しになるが、警察がしっかり対応し続けていってほしい。「表現が萎縮する」としてネット規制を問題視する立場側から見れば、警察が対応し続けるというのは逆説的に映るかもしれないが、真の「表現」を追求するには、様々な「表現」の可否判断が必要なのである。
 


実際の「冗談」とネット上の「冗談」の違い
 久しぶりです。こんにちわ。

 22日に放送された「たけしの日本教育白書2008」を見ていました。その中のネット社会のテーマにかんしては、爆笑問題の太田光さんに殺害予告をネット上に書き込み逮捕された男性が、当時の胸中をメールで答えつつ、出演者らがこういった行為について話し合っていました。

 事前では太田さんと男性が生放送で直接対決をする、との記事も見られましたが、実際は本人は顔を出すことも名乗ることもなく、メールで受け答えを数回した程度でした。ちょっと残念でしたね。

 その中で男性は、太田さんに殺害予告を行った経緯について、

テレビ番組で太田さんが、インターネットの書き込みに対し、「ネット掲示板に『殺す』と書くな。そんな場所があっちゃいけない。ネット掲示板をひねりつぶしたい。」と発言した事を知り、お笑い芸人が「殺すと書くな」と言うのですから、熱湯コマーシャルで「押すなよ!絶対に押すなよ!」という芸人に対し他の芸人が、わざと相手を熱湯に中に押して落とすように、太田さんが「殺すと書くな!」という事は「殺すと書け!」というネタ振りであって、「太田殺す」と書かれる事を望んでいると誤解し、殺すと書いても笑いが生まれ逮捕されることはないだろうと思い、書いてしまったのです。



…というようなことをメールで述べていました。要するに本人にしてみれば「冗談のつもりだった」、つまり「冗談が通じると思った」という動機ですね。

 特に珍しくもない動機ですが、何故、そのような「冗談」が通じると思っておるのでしょうか。

 それ以前の話ですが、今年の夏ごろに、この脅迫も含めて特に殺害予告が頻発したのは、まず秋葉原事件の影響でしょう。事件の加害者がネットに犯行予告を書いていたということが報じられたからですね。そういう事件があって、その加害者を真似るかのようにこうした予告を書き込む人全員は、冗談であろうがなかろうが、大変不謹慎だと思いますし、書き込みの標的にされた人たちだけでなく、当の事件の被害者の友人・家族らを傷つける行為でもあると思います。それでいて「太田さんが『殺すと書くな!』という事は『殺すと書け!』というネタ振り」と捉えているのは異常だと思います。何で熱湯コマーシャルの状況と同様に捉えられるのか、不思議です。

 それで、とりあえず不謹慎であるとかはともかく、「冗談」という動機について思うことなんですが、そもそも「冗談」とは、誰かが誰かに伝える表現、つまり「コミュニケーション」の一種です。そしてコミュニケーションというのは、単に文字だけでなく、声、表情、身振り等を含みます。しかし、ネット上、とりわけ普通のメールやネット掲示板での表現方法では、基本的に「文字」のみです。「(笑)」「(^^;」のような表情・感情を表す文字・顔文字、携帯なら絵文字といったものも在りますが、基本的にコミュニケーションの道具としては、まだ欠けているものが多いものです。その中で冗談というものを、しかも太田さんの脅迫のように、相手にとって誰だか知らない人が伝えることは、結構難しいでしょう。匿名で、何ら個性的な筆跡もない冷たい文字で「殺します」等とただ並べられては、どのような状況でも冗談と受け取れないでしょう。太田さん側も、たぶん本気で予告どおりに殺されると思っているとは思いませんが、ある程度は畏怖すると思いますし、それを犯罪とみて警察に被害を届け出ることはごく自然なことでしょう。

 要するにネット上での表現方法による「冗談」を、現実での「冗談」と混同してはいけない、ということですね。

 


犯行予告一覧 タブ機能を追加
 ブログは久しぶりの更新ですね。

 私のネット上の犯行予告をまとめた資料サイト「ネット掲示板 犯行予告 事件一覧」の一覧について、事件の年度ごとに見られるよう、タブを付け加えてみました

 秋葉原の事件以上、予想以上の犯行予告の模倣犯の多さに驚きつつ、事件一覧をほぼ毎日更新していましたが、余りにも縦長になっていたため、タブで年度別ごとに切り替えるようにしたのです。前々から一覧の分割は考えていたのですが、お一人の方から励ましのお言葉とともに、そういう意見が添えられていたので、ようやく変える気になりました。

 HTMLページをいくつも作るよりは、ページの部分的に変えたかったので、javascriptを用いて作りました。私には、javascriptはあくまでHTMLの「飾り」といった感覚がまだ残っていまして、こうも大胆にタブ機能として設けることに少し抵抗がありましたが、やはりjavascriptは便利ですね…

 数年前までは、セキュリティ上の問題などで、あくまで個人用HPの備え付け程度の、なんか影に隠れたプログラム言語のような気がしていましたが、いまはAjaxと名づけられた技術により、GoogleMapなど、動的にWebページを部分的に変えるという優れた技術に応用されているわけで、書店に行けば、Javascript,Ajaxの文字が載っている書籍が多数散見されますね。ということで使いました。ウェブページ全体のテーブルを読み込まないとタブ機能が発動しないのが、ちょっと残念…

 で、結構簡単な機能に見えますが、データファイルをタブ機能が使えるように生成するようにプログラム(Perl)の修正に手間取ったりしまして、いつのまにか5時間くらいかかりました。正直、久しぶりにjavascriptやPerlに触れたので、勘を取り戻すまでに時間がかかってしまいました。さらに、私はブラウザはFireFoxを使用しているのですが、IEだとページが見づらくなることに今ごろ気付き、試行錯誤でスタイルシートを編集・チェックしたりで時間がかかったのもあるんですね。

 そのわりにタブの画像はGIMPで適当に作りました…

 今後は、事件について、関連する情報をウェブ検索で表示できるように改良と思います。
例えば、データベースの一件は以下のようにカンマ区切りの一行のデータになっていますが、


2008/7/3,5,殺害予告,神奈川県川崎市,新聞配達員,堀,大樹,21,脅迫,2ちゃんねる,2008/6/19,携帯から、声優で歌手の水樹奈々(28)とそのファンらに「渋谷方面でダガーナイフと2tトラックを使って俺が皆殺しにしてやる」と書き込み、逮捕。「どんな反応が起きるか試してみたかった」と供述,



 ウェブ検索すると当該の事件の情報が見つかるような単語(「神奈川県川崎市」,「新聞配達員」,「渋谷方面でダガーナイフと2tトラックを使って俺が皆殺しにしてやる」など)を抽出し、それらの単語でグーグル検索をかけるリンクURIを付けたいんですね。結構簡単にできそうなので、早めにやりたいと思います…

 では…



「犯行予告 事件一覧」を、ある程度更新
 ブログではなく、まとめサイトとして公開している「ネット掲示板 犯行予告 事件一覧」ですが、本日ある程度更新をしました。TOPページ自体は殆ど変わっていませんが…

 実は4月に入ってからデザインについて、もう少しシンプルでクールにしようと思い、タイトルのロゴや一覧のテーブルの配色を変えてきました

 タイトルロゴは、見ての通り黒の画面に、十字線の交点が美しく発行するという背景に、綺麗なフリーフォント(ゴシック体の一種)でタイトルを書いたもので、シンプルかつかっこいいものとなった気がします。GIMPを使うと、すごく簡単に作れますね(^^ 一覧の下の「犯行予告のと特徴」といった項目のロゴも同様です。

 この十字線のデザインは、「ネットというものは『ある情報』が別の『ある情報』と常にどこかで繋がっている世界なんだ」といった意味を込めて決めました。

 で、本日更新したところでは、特に本ブログでも執拗に取り上げた脅迫事件など2件の事件について、より詳細に、別のページにまとめました。実は結構前に書いたものを書き直したりしたものですが…

 この2つの事件は、実に多くのメディアが至るところを報じていたので、一覧としてまとめるには物足りないと思ったんですね。なるべく行間をあけましたが、文字だらけで飽きるかもしれません。すみません。

 一覧の表については、「逮捕・送検日 場所 職業 苗字 年齢…」といった項目名の行を、事件を10件並べるごとに、同様の行を設けることにしました。あとは逮捕日時の文字を大きくしたなど、細かい点を修正しました。

 今後としては、事件の引用もとの新聞等の情報を事件毎に付していこうと思います。

 あとは、必要性を無視してRSSを作ってみました。事件が一覧に追加されると、RSSも更新されます。アクセスログを見ていると、50回以上このまとめサイトに訪れている方も見られるので、意外と重宝するのかもしれません。

 このblogにもRSSがありますが、RSSを作ること自体は初めてだったので、エラーが頻出しまして、それはそれは大変でした。軽い気持ちで作ろうとしたことを後悔しました(笑)。

 ちなみに犯行予告事件のデータは、もとはCVSというカンマ区切りで表されたデータです。CSVファイルはエクセルで扱いやすいもので、何か新しい事件のニュースを見つけると、私はまずその犯行予告のデータをエクセルで弄って新しくします。そして、Perlとよばれるプログラムで、それらのCSVデータを読み込み、HTMLでの表(テーブル)として出力し、TOPページを作っています。ちなみに、一覧以外のHTMLやCSS(スタイルシート)の記述は、テキストエディタを用いて作成しています。

 RSSも同様に、Perlプログラムで、CSVデータを読み込みRSSとして読み込まれるファイルを作成しました。プログラムやRSSの記述の誤りなど、思っていた以上にミスがあって大変でした。たぶんこれで大丈夫だと思います。

 今後は、最近は個人ページでもよく使われているFLASHを使い、データベースのようなものも作りたいですね。検索ボタンを用いたりして、より使いやすくしたいなと思っています。最近はあまりみかけませんが、JAVAアプレットでも良いですかね。どっちが良いんでしょうか?

 更新情報のはなしから逸れてきましたが、この辺で。


2の付く掲示板だけアホになります


2ちゃんねるで医師の名誉を毀損 男を逮捕


 インターネット掲示板「2ちゃんねる」で、医師に対して「人を殺した」などと虚偽の事実を書き込んだとして、警視庁牛込署は17日、名誉棄損の疑いで、東京都中野区の職業不詳、斎藤善浩容疑者(45)を逮捕した。

 調べでは、斎藤容疑者は平成19年11月中旬ごろ、「2ちゃんねる」の掲示板に新宿区の医療クリニックの男性院長(42)に対する虚偽の事実を投稿。「A医師は大手の病院で殺人をしました。笑いながら殺人をしたのです」などと書き込み、院長の名誉を傷つけた疑い。

 パソコンの発信元をたどったところ、都内の複数のインターネットカフェが浮上。書き込みが行われた時間帯から斎藤容疑者を特定した。同内容の書き込みは200回以上に上り、同署で動機や医師との関係などを調べている。

 2008.4.17 14:39



…ということで、200回も中傷を書き込み、名誉毀損で逮捕されたという、呆れた事件です。
被疑者の職業が「不詳」というのも気になります。黙秘でもしているのでしょうか。

 発信元が複数の「ネットカフェ」ということで、自分のパソコンや携帯だとばれると思ったのでしょうか。しかし、店内の防犯カメラから普通にばれそうです。少なくとも、犯行に用いたネットカフェまでは推測できることはIPアドレス等の情報から明らかでしょうし。

 ただ、不正アクセスの事件は発信元がネットカフェであることが多く、発信者が特定できない場合も多く、問題視されているという記事も以前ありました。万が一のことを考え、しっかり投稿者が把握できるようにネカフェ側も対応をして欲しいと思いますね。登録制にするとか。

 まぁ、この容疑者はこの医師に恨みでもあったのでしょうか?わざわざ一般人をさしているわけですから、やはりあるのでしょう。

 ともかく45歳にもなって、何をしているのでしょうか。「笑いながら殺人をしたのです」とか、殺人をしたなどと計200回の中傷をしているとは、年齢的にも考えて常識からかなり逸脱しているとしか思えません。

 しかし、周りから見れば、結構普通の中年男性なのでは?と思います。学校裏サイトとか、ネット上で他人への中傷の問題が今もなお問題になっていますが、そういう個人をネットで異常に攻撃している人たちは、表面上はごく普通の人間だと思います。
 
 ネット上だけでなく、現実世界で医師に攻撃をしようとまでは思っていないと思います。そんな「いかにも犯罪をやらかしそうでした」というものでははないでしょう。そんな人だったら、ネットではなく実力行使に出て暴行罪等で御用となっているでしょう。

 この容疑者はもともと内気な人間ではないでしょうか。人目に縛られているから、普通はおとなしく、しかし、人目のつかないネットでは……、おやおや、感情に支配され、陰湿な行為をネチネチと続けていくことができる。

 こうして、2の付く掲示板だけアホになってしまった人でしょう。

 

 




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