他人のホームページを改ざんしようと不正アクセスしたとして、愛知県警生活経済課と春日井署は22日、栃木県の中学1年の少女(12)を不正アクセス禁止法違反容疑で補導した。全国的に未成年者による不正アクセス事件は増えているが、ページ改ざん目的で中学生が摘発されるのは異例。 調べでは、少女は7月20日、愛知県春日井市の女性(24)が作成するアクセサリー販売などを目的としたサイトに不正アクセスした疑い。閲覧時に表示される女性のIDからパスワードを推測して侵入したという。 少女はこのサイトでアクセサリーを購入したが、品物が気に入らずトラブルになった。女性がサイト内の「取り引きをしたくない人」一覧に少女のネット上の呼称を載せたことに腹を立て、不正アクセスして自分の呼称を削除したうえ、女性を中傷する書き込みをしたという。 愛知県内の未成年者による不正アクセスの検挙・補導件数は、04年に1件、05年に4件で、今年もこれで3件。いずれもオンラインゲームに他人のIDとパスワードで不正アクセスしていた。【松岡洋介】 (毎日新聞) - 9月23日22時4分更新
「不正アクセス禁止法違反」という認識は、この女子生徒には無かっただろう。もっとも、高度なハッキングをして、相手のパスワードを盗み出したというのではではなく、24歳女性の運営するサイトのIDよりパスワードを推測したのだ。
パスワードを中1でもIDから推測できるものにしている方は「不正アクセス」に対する管理体制が怠惰だし、パスワードを探し出し侵入しようとする試みも「不正アクセス」の犯罪意識が欠乏していたわけだ。
特にこれらの管理意識と犯罪意識。例の佐世保の事件は加害女児・被害女児同士でパスワードを教えあっているから余りにもセキュリティ認識が希薄だ。結局それにより、被害女児を刺殺したという衝撃的なニュースが全国に奔る2日前に、加害女児が被害女児のウェブ日記を削除したのだ。
この前は中3がオンラインゲームのフィッシングにより、他人のパスワードを盗み出したりする事件が起きた。ますますネット犯罪の希薄認識が低年齢化している。
他人のパスワードを盗んで侵入し、HP改竄(かいざん)や個人情報の取得など やりたい放題やるのは、現実世界で言えば、他人の家の鍵を見つけて忍び込んで、家具を荒らしたり通帳持ち出したりしているようなものだろう。しかしネットでする殆どの行動は、画面を注視しながらキーボードを叩くか、マウスを動かしてクリックするだけの単調作業。後はときたま周辺機器をいじったり…という程度だろう、不正アクセスなどの犯罪行為でも。ネットにまだ慣れていないであろう中学生では、現実世界で「これはやっていいこと、やってはいけないこと」の区別認識は身についていても、ネット上ではそれがオボロになっている人が多いのだろう。
PS:こども―特に小学生―にインターネットなど必要なのか。そもそも使い方、マナーがちゃんと理解できているのか!?
佐世保の事件を元に、このテーマについてもいつかちゃんと綴りたいと思います。
私が思うに、ネットのマナー、例えば犯罪・セキュリティ・著作権…子供が理解するにはこの掟は厖大ではないか、と。「正しい使い方」どころか、ネットの存在意義すら知らず、なんとなく使えるから使って楽しんでいるだけではないのか?親・学校のインターネットの教育は充分なのか?いや、親世代だってネットの使い方も、現世界の「常識・カン」だけで通そうとしているのでないか?
とにかく、しばしば子供によるネット上のトラブルが頻発しているわけだが、子供がインターネットを使うことは、幼児に包丁を持たせているようなものだ。「正しい使い方」を認知していないから、時に取り返しのつかないことをしでかす危険性をはらんでいるのだ。
…というのが、今思っていることです。(9/25追記)
|